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延命地蔵大菩薩

延命地蔵は大門町、南照寺の門前から南の位置にあります。
「松川区史」によると、「延命地蔵は大同年間(806〜09)、弘法大師が諸国をめぐったさいに川東善光寺(南照寺の前身)に立ち寄り、彫刻し安置したと伝えられている。そのご、観応年間(1350〜51)に高梨氏の援助によって造営された、善光寺塔頭三院のひとつである地蔵院の本尊となったというのである。
 平成13年(2001)9月、大門町の拡幅のため延命地蔵を建物ごと移動したところ、地蔵の蓮華座(台)の下から墨書された板が2枚みつかった。板は、いずれも色紙をやや小さくしたぐらいの大きさで、厚さは約5ミリである。このうちの1枚には、表に「願主綿内邑(むら)越智山九品院 蓮台寺七十八世 法印尊海造立之畢(おわんぬ)高井郡如来堂奉寄府者也 別当 高井山本願院南照寺八世 阿闍梨英宥代 享保廿乙卯六月吉祥日」と書かれている。」とあります。

「このため、延命地蔵は享保20年(1735)6月に、蓮華寺(長野市綿内)住職の尊海が願主となって造立し、南照寺に寄付したことがわかった。また、裏には寄進者88人の名前がしるされ、その内訳は男性39人、女性33人、判読不明が16人である。寄進者には比較的女性が多く、松川の住人と思われる人は数人で少ない。2枚目の板の表には、地蔵造立発願の由来がしるされている。この裏面には成人11人、子供6人の戒名と、松川の惣右衛門と惣八が錫杖(しゃくじょう 地蔵が持つ杖)を寄進したことがしるされている。また延命地蔵の堂の前には、天明4年(1784)銘の常夜灯が一対ある。この常夜灯は、細野元右衛門(東屋 ひがしや)・畔上庄兵衛の両名によって寄進されたものである。延命地蔵は、長寿・子供の厄払いの霊験があるとされている。この地蔵の霊験によって命拾いしたという伝承もある。」(松川区史 第二章 江戸時代の松川 五 堂庵 172〜173pより抜粋)

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